家を全部引き戸にするとどうなるんだろう?
全部を引き戸にした場合の世間のイメージってどんなんだろう?
家の戸を全部引き戸にするメリットってどんなこと?
家を全部引き戸にすることに、一見良さそうなイメージがありますよね?
でも、全部引き戸にするのはデメリットも大きいの?と不安もあるかと思います。
この記事では、
- 家を全部引き戸にすると起きること
- 家を全部引き戸にする世間のイメージ
- 家を引き戸にするメリット
など、引き戸に関する疑問を経験者の声とともに解説しています。
この記事を読むと、家を全部引き戸にすると起こることが、リアルにわかります。
戸選びで迷っている人には、引き戸に対する後悔が避けられる内容です。
この記事を読んで、引き戸の理想と現実、メリットとデメリットを知っておきましょう。
それではさっそく、始めていきますね。
家を全部引き戸にすると起きること9選
家を全部引き戸にして起きることは、以下の9つです。
- 戸の費用が上がる
- 急いでいるときしっかり閉まらないことがある
- 透け戸にするとプライバシー度が下がる
- いきなり開けられそうな感覚がある
- 閉めるたびにドンッと音がする
- 物をたくさん移動させるときに使いやすいと感じる
- レールの溝にホコリがたまる
- レール上に物を置くと戸が開かなくなる
- 匂いが漏れやすい
1つずつ解説します。
戸の費用が上がる
引き戸は開き戸より、付ける手間がかかるからです。
YKKAPの公式サイトによると、
引き戸は開き戸の約1.3倍
の価格になります。
開き戸1枚が65,000円だとすると、引き戸は89,000円です。
24,000円も価格が上がります。
例えば、4つ部屋に引き戸を採用するとしましょう。
開き戸より、計90,000円追加の出費になってしまいます。
引き戸を採用したい場合は、費用面も計算しておくと良いかもしれません。
急いでいるとき、しっかり閉まらないことがある
来客対応をする際、急いで部屋を出ると戸が少し開いたままになる時があります。
開き戸と比べて、閉めるときに力がいるからです。
しっかり戸を閉めていないと、以下のことが起こります。
- 暖房や冷房の空気を室外に逃がしてしまう
- タバコや料理の臭いを他室に移してしまう
- ペットが逃げてしまう
開き戸より閉まりに気を遣うため、閉まったところを見届ける必要があるかもしれません。
透け戸にするとプライバシー度が下がる
人の影や動きが透けて見えやすいからです。
窓が少ない家では、室内の光量を上げるために戸や壁に透ける素材を使います。
透ける素材は、部屋中に光を行き渡らせますが、プライバシー度が下がるのがデメリットです。
引き戸は、開き戸と比べて気密性も低いです。
透け戸は、プライバシー度の低下を招くことも視野に入れておきましょう。
いきなり開けられそうな感覚がある
引き戸は開き戸よりも、いきなり人が入ってきそうな感覚があります。
開き戸のようにドアノブを下げるワンクッションがないからです。
開き戸はドアノブを下に下げてから、戸を移動させる仕組みです。
引き戸は、戸を横にスライドさせるだけで開けられます。
開き戸に慣れていると、引き戸の突然開けられる感覚に戸惑うかもしれません。
閉めるたびにドンッと音がする
同じ階や別の階にいても聞こえるくらいの開閉音がします。
閉めたときに、戸の側面が壁にぴったりくっつくからです。
開き戸にはない、壁や床から伝わる接触音が引き戸にはあります。
閉める人が注意していても、急いでいるときは無意識に起こってしまいます。
解決方法は、戸と壁の間にクッションシールやスポンジシールを貼ることです。
開閉音が気になったときは、クッション素材で対策すると良いでしょう。
物をたくさん移動させるときに使いやすいと感じる
戸が勝手に閉まるのを防げるからです。
以下の場面で引き戸は活躍します。
- ベビーカーや車いすの出入り
- 大量の買い物品の取り込み
- 室内の植物類の日光浴
開き戸の場合にはドアストッパーが必要です。
引き戸ならドアストッパーが必要なく、好きな位置で開閉を維持できます。
開き戸に不便を感じている人は、引き戸を採用するのも良いかもしれません。
レールの溝にホコリがたまる
人が行き来して衣類が多くあると、ホコリが集まりやすいからです。
脱衣所に引き戸を採用する家は多いです。
脱衣所でドライヤーをかけたり、洗濯物を片付けたりすると繊維も舞います。
レールは複雑な溝なので、毎日掃除機をかけても入ったホコリは簡単に出ないでしょう。
開き戸にはないレールが引き戸にはあるため、手入れの点も視野に入れると良いです。
レール上に物を置くと戸が開かなくなる
レールが平なので、物を置いたことに気付きにくいからです。
以下の物をつい置いて、開閉できず困ったケースがあります。
- 玄関戸のそばに宅配荷物
- 脱衣所の隅に洗濯かご
- パントリー側に米袋
邪魔にならないよう置いた物がレール上にあると、反対側からは出入りできなくなります。
レールが平過ぎて、アクシデントも起こりやすいことを頭に入れて置きましょう。
匂いが漏れやすい
引き戸は、開き戸と比べて気密性の低い形をしています。
開き戸よりも、戸締りも中途半端になりがちです。
閉じた勢いで、戸が少し開いた状態になりやすいからです。
以下の臭いが漏れて後悔した声もあります。
- トイレ
- 焼肉
- 線香
引き戸は開き戸より、気密性が下がることを知っておきましょう。
引き戸に対する世間のイメージ4選
引き戸に対する世間のイメージは以下の4つです。
- 採用する年齢層が高そう
- 空間のムダがなくなりそう
- プライバシー度が下がりそう
- 年をとったら役に立ちそう
1つずつ解説します。
採用する年齢層が高そう
開閉するのに、多くの力を必要としないからです。
以下の場所に、引き戸は使われています。
- トイレ
- 玄関
- 日中過ごす部屋
使用頻度の高い場所に使うと、自分で歩ける人ならより生活しやすくなります。
無駄な空間をカットできそう
引き戸は、戸の可動スペースを確保する必要がないからです。
部屋が4畳や5畳の広さの場合、引き戸なら戸の付近に物を置いてもぶつかる恐れがありません。
開き戸の場合、室内の家具をずらしたり、廊下に空きスペースが必要です。
無駄な空間をカットできるのが、引き戸の魅力でもあります。
プライバシー度が下がりそう
開き戸より密室性が低そうだからです。
引き戸は、戸同士が擦れずに移動させられなければなりません。
どうしても、戸同士にミリ単位の隙間が必要になります。
開き戸のように引きながら閉じる動作ができません。
音漏れや開閉のしやすさから、引き戸はプライバシー度が低い印象を持たれやすいです。
年をとったら役に立ちそう
開き戸より開閉がスムーズで、車いすの人にも使いやすいからです。
- 足が思うように動かせない人
- 歩行がゆっくりな人
- 杖を使う人
行動スペースが少ないため、これらの人に引き戸は好まれます。
最近ではリフォームした際に、引き戸を多めに採用する住宅も多いです。
引き戸は、年齢層が高い家で採用されやすいです。
家を全部引き戸にして後悔した声ランキング TOP4
家を全部引き戸にして後悔した声ランキングは、以下の通りです。
【1位】開け閉めに気を使う
【2位】戸の調子がすぐに悪くなる
【3位】手がふさがると開けられない
【4位】隙間風が気になる
まずは、4位から解説していきますね。
【4位】隙間風が気になる
4番目に多かったのは、隙間風が気になる点でした。
引き戸は隙間が出来やすい戸だからです。
戸をスライドさせて開閉するため、滑りを良くするため隙間が必要になります。
隙間風が気になるときは、スポンジ素材で隙間を埋める人もいました。
【3位】手がふさがると開けられない
3番目に多かったのは、手がふさがると不便という点でした。
開き戸と違って、引き戸は横にスライドさせて開けるからです。
以下のときに、不便さを感じやすいそうです。
- おぼんで料理を運ぶとき
- 段ボールの荷物を運ぶとき
- 買い物袋を運ぶとき
物を運ぶ機会が多い人は、戸の選び方には注意が必要です。
【2位】戸の調子がすぐに悪くなる
2番目に多かった声は、戸の調子がすぐに悪くなるでした。
レールに物が詰まりやすいからです。
以下のケースで、戸に不具合が生じやすいです。
- パントリー お米の粒がレールに詰まる
- 洗面所 髪の毛や服の繊維が挟まる
- 和室 ホコリが挟まる
昨日まで何ともなかった戸が、急に滑りが悪くなると不自由さを感じます。
場合によっては、戸を取り外して原因を確かめる必要性もあるからです。
調子が悪くなりやすくて、引き戸に後悔する声はよく聞きます。
【1位】開け閉めに気を使う
家を引き戸にして後悔した第1位は、開け閉めに気を使う点でした。
開き戸に比べて、引き戸は音が鳴りやすいからです。
以下の過程で音が鳴りやすいとされています。
- 開け始め 始めにガタっと浮く音
- スライド途中 レールの上を滑る音
- 閉じるとき 壁に戸が当たる音
引き戸は、床や上部と常に接触しています。
- 寝室の近く
- 響きやすい廊下
- 客間の近く
では、開け閉めに気を使うかもしれません。
引き戸は、音が鳴りやすい点に注意しておきましょう。
家を全部引き戸にするメリット3選
引き戸に対するマイナスな点をお伝えしてきましたが、ちゃんとメリットもあります。
家を引き戸にするメリットは、以下の3つです。
- 家の中がスッキリする
- スペースを広々と使える
- 老後の不安が減らせる
1つずつ見ていきましょう。
家の中がスッキリする
戸が左右にしか動かないからです。
引き戸は壁に沿って動くため、飛び出だしたドアノブも必要ありません。
掃除のときも、平らな面を拭くだけです。
壁と一体になるため、屋内をシンプルに見せることができます。
スペースを広々と使える
戸が前後に動かないからです。
部屋が狭くなくても、戸の付近に物を置いても邪魔になりません。
- チェスト
- 全身鏡
- カラーボックス
などを、ギリギリまで戸に寄せることができます。
最近のコンパクト住宅には欠かせない条件です。
老後の不安が減らせる
老後は、引き戸のほうが圧倒的に使いやすいからです。
開き戸は、押したり引いたりする手間があります。
手間が多い分、手間の多さが高齢者にとって大きな障害になります。
引き戸であれば障害も少ないため、高齢者のやる気にも繋がるでしょう。
ただでも、将来に不安がある世の中です。
引き戸を採用するだけで、老後の不安が減らせるのは良い選択ですよね。
家を全部引き戸にするのは、賛成の人3割、反対の人7割くらい
家を全て引き戸にするのに賛成は3割、反対は7割という感覚でした。
賛成には、以下の理由が大きいからです。
- 空間がスッキリするから
- 障害物が少なくなるから
- 老後に役立つから
反対は7割くらいに感じました。
以下の理由が大きいからです。
- 費用がかかりそう
- 不具合が多そう
- 音が響きそう
賛成の人は、スッキリさせたり、老後のことを考えて選ぶ人が多い印象でした。
できるだけ、障害になるものは減らしたいという考えが大きいのかと思います。
反対の人は、一番は費用面で採用できない理由があるのだと感じます。
生活上のストレスも懸念しているような意見もありました。
まとめ|老後はラクだけど、採用するときは慎重に決めること
ここまでの内容をまとめます。
家を全部引き戸にすると起きることは、以下の5つです。
- 戸の費用が上がる
- いきなり開けられそうな感覚がある
- 閉めるたびにドンッと音がする
- 物をたくさん移動させるときに使いやすいと感じる
- レール上に物を置くと戸が開かなくなる
暮らしていくうちに、だんだんと引き戸の特徴に気付くのではないでしょうか。
家を全部引き戸にして後悔した声ランキングは、以下の通りです。
【1位】 開け閉めに気を使う
【2位】 すぐ戸の調子が悪くなる
【3位】 手がふさがると開けられない
【4位】 隙間風が気になる
日常のストレスになる場合もありますが、メリットや解決法もあります。
それぞれ対処していくと、不便さは軽減できますよ。
家を全部引き戸にするメリットは、以下の3つです。
- 家の中がスッキリする
- 広々とスペースを使える
- 老後の不安が減らせる
引き戸に魅了されている人もいます。
好みによっては、デメリットを感じない人もいるかもしれません。
引き戸の暮らしを想像すると、自分に向いているかわかりやすいですよね。
戸の素材や付属パーツによって、使い心地も変わります。
実際に実物を見てみると、より自分の理想に近づけられますよね。
満足のいく戸選びができることを、心から応援しています。
